オフィシャル時に「ランニングスコア」「個人スタッツ記録用紙」の2種類のシートに試合結果を記入してもらいます。

1.ランニングスコアの記入について

第三者が見てもわかるような記入をお願いします。個人の得点、ファウルはランニングスコアで集計しますので、間違えの無いようにお願いします。詳しい書き方は以下のページで確認してください。

ランニングスコアの書き方

2.個人スタッツ記録用紙の記入について

SNリーグでは個人記録を集計し、リーグ戦終了後にランキングを出しています。得点と個人ファウル以外の個人記録は個人スタッツ記録用紙で集計します。記録するのはAST(アシスト)・REB(リバウンド)・STL(スティール)・BLK(ブロックショット)の4部門です。

1.個人記録のカウント方法
基本的には現行ルールと同じですが、一部SNリーグ独自の集計方法を取り入れています。以下に記録方法の例を記載しておきますので、十分に理解した上で記録するようにしてください。

(1)AST(アシスト)
パスを受けた選手がディフェンスをかわす必要がなくそのままシュートを決めることができたとき、そのパスを出したプレイヤーにはアシストが記録されます。スリーポイントが決まった時や速攻時によく見られます。

例1:速攻でノーマークの状態でパスを受けた選手が、一回ドリブルをついてシュートを決めた。

→パスを出した選手にアシストが記録されます。シュートまでにドリブルがあっても無くても、パスキャッチ後にディフェンスをかわす必要なくそのままシュートを決めることができれば、そのパスはアシストになります。

例2:パスを受けた選手がドリブルをついて横にずれ、ディフェンスをかわしてからシュートを決めた。

→アシストは記録されません。パスを受けた時点でディフェンスをかわす必要があり、横にずれなければシュートを決められなかったという場合はパスを出した選手にアシストはつきません。ファンブル等で一回ドリブルをついてシュートをうった場合は、そのドリブルがディフェンスをかわすものでなければアシストが記録されます。

例3:ゴール下でパスを受けた選手がワンフェイクしてシュートを決めた。

→アシストは記録されません。パスを受けた選手がフェイクでディフェンスをかわさなければシュートを決められなかったという判断です。ポンプフェイクやパスフェイク等がなくそのままシュートを決めた時にだけアシストが記録されます。

例4:パスを受けた選手がファンブルしてしまったが、その後シュートを決めることができた。

→アシストが記録されます。ファンブル後に「ディフェンスをかわす必要があったかどうか」という点で判断し、ファンブルしたとしてもその後ディフェンスをかわす必要がなくそのままシュートを決めることができたのであれば、パスを出した選手にアシストが記録されます。

例5:エンドラインからのスローインでゴール下に走りこんで来た味方にパスが出てシュートが決まった。

→アシストが記録されます。スローイン時もアシストは記録されます。ただしパスを受けた選手がゴール下で立ち止まり、フェイクやドリブルでディフェンスをかわす動きをしてからシュートを決めた場合はアシストは記録されません。

(2)REB(リバウンド)
シュートされ、リングに入らなかったボールを保持した場合、ボールを保持した選手にリバウンドが記録されます。外れたシュートがそのままアウトオブバウンズになる以外は、シュートがうたれれば誰かしらにリバウンドが記録されるので注意して見るようにしてください。

例1:シュートされたボールがリングにあたって跳ね返り、床に落ちてからキャッチした。

→キャッチした選手にリバウンドが記録されます。ボールが床に落ちる前のキャッチか落ちたあとのキャッチかは関係なく、シュートが外れてから最初にボールを保持した選手にリバウンドが記録されます。

例2:ゴール下でシュートしたボールがエアボールになり、シュートした選手が再びジャンプしてボールをキャッチした。

→キャッチしたオフェンスの選手にリバウンドが記録されます。ボールがリングにあたっていようがいまいが、シュートと判断されたボールをキャッチしたらリバウンドが記録されます。

例3:パスがリングに当たって上に跳ね上がったものをディフェンスの選手がジャンプしてキャッチした。

→リバウンドは記録されません。「シュート」が外れたものを保持した場合にリバウンドが記録されます。この場合はリバウンドのかわりにスティールが記録されます。

例4:うたれたシュートが外れ、ゴール下にいたオフェンスの選手が空中でキャッチしてそのまま空中でシュートした。

→リバウンドが記録されます。タップシュートの場合、リバウンドとそのシュートが決まれば得点が同時に記録されます。チップインによる得点でも同様です。また、オフェンスの選手がリバウンドを取って空中でそのままタップパスした場合、そのパスを受けた選手がディフェンスをかわす必要なくシュートを決めることができた場合は、リバウンドとアシストが同時に記録されます。

例5:跳ね返ったリバウンドをディフェンスがチップアウトして他の味方がキャッチしてマイボールになった。

→そのチップアウトが「狙っておこなったプレイ(ボールをコントロールしたプレイ)」であれば、チップアウトをした選手にリバウンドが記録されます。相手のリバウンドをふせぐためにただ外側にはじき出すというようなチップアウトの場合は、チップアウトした選手にリバウンドは記録されず、その後にキャッチした選手にリバウンドが記録されます。

例6:リングに近い位置にいた選手が跳ね返ったボールに反応できず、手で弾いてしまった。そのボールをスリーポイントラインの外側にいたオフェンスがキャッチした。

→外でボールをキャッチしたオフェンスの選手にリバウンドが記録されます。シュートが外れたあと、最初にボールを保持した選手にリバウンドが記録されます。

(3)STL(スティール)
ディフェンスがボールを奪う動作をしていて、見事ボールを奪うことができた場合、ボールを奪った選手にスティールが記録されます。

例1:オフェンスがドリブルミスをして自分のところにボールが転がってきたのでキャッチした。

→スティールは記録されません。ディフェンスがボールを奪う動作をしていない状態で、オフェンスのミスによってディフェンスにボールがわたった場合はスティールにはなりません。ディフェンスがダブルチームやハンドチェッキングなどによってボールを奪う動作をしていて、その結果オフェンスからボールを奪うことができた場合にスティールが記録されます。

例2:パスをカットしたがそのままアウトオブバウンズになってしまった。

→スティールは記録されません。ディフェンスの選手がボールを保持した時点でスティールが成立します。

例3:パスをカットしたが、そのボールを他の味方がキャッチした。

→SNリーグではカットした選手、キャッチした選手両方にスティールを記録することになっています。プレッシャーをかけていたディフェンスの手にあたってパスのスピードが弱まり、それを他の選手がカットしたという場合はかかわっている両者にスティールが記録されます。プレッシャーをかけていたディフェンスが全くボールに触れておらず、その後のパスを他の選手がカットした場合は、カットした選手にのみスティールが記録されます。

例4:放たれたシュートを空中でキャッチした。

→スティールは記録されません。シュートされた直後にボールを奪った場合はブロックショットが記録されます。また、落ちてきたシュートをキャッチした場合はリバウンドが記録されます。

(4)BLK(ブロックショット)
ディフェンスがシュートされたボールに触れて得点を防いだ場合、そのディフェンスの選手にブロックショットが記録されます。

例1:オフェンスがシュートのためにボールを持ち上げようとしているところでボールを上から叩き落としてカットした。

→ブロックショットは記録されません。「シュートされたボールに触れて阻止する」ということがブロックショットの条件です。この場合「シュートするために持ち上げる」という段階でのカットのためブロックショットにはなりません。カットのあとディフェンスの選手がボールを保持できればスティールが記録されます。

例2:シュートされたボールに空中で指がかすってシュートが外れた。

→ブロックショットが記録されます。ボールを叩き落とすだけでなく、指がかすってシュートの軌道が変わりその結果得点が防げた場合もブロックショットは記録されます。ただし軌道の変わったシュートがリングに入った場合ブロックショットは記録されません。

例3:オフェンスが額の前に構えた瞬間にボールに手を伸ばしたところ、オフェンスの手からボールが完全に離れる前に自分の手にあたり、相手のシュートを阻止した。

→ブロックショットが記録されます。相手の手からボールが離れていなくても、シュートを阻止することができた場合はブロックショットが記録されます。

例4:オフェンスのレイアップシュートを完璧にブロックしたが、その時の接触でディフェンスファウルになった。

→ブロックショットが記録されません。ブロックショットをしたそのプレイがファウルになってしまった場合はブロックショットを記録しません。

2.その他注意点
(1)1日に2試合以上ある場合、2試合目のスタッツは1試合目の結果に続けて記入して下さい(集計は2試合分まとめて行います)。
(2)個人記録の偏りの原因になりますので、必ずこのページの集計方法を理解している人が記入するようにしてください。

個人スタッツ記録用紙の書き方

・個人スタッツの記録を取る人はチーム名と名前を記録用紙に記入してください。

・個人スタッツの記録欄には「正」の字を書いていきます。1日に2試合ある場合は1枚の用紙で2試合分記録を取るので、記入スペースに注意してください。

個人スタッツの書き方

・FT、FG、3P、PFの欄は集計用に用意されたものなので、試合中は記入する必要はありません。

以下のページも合わせてご確認ください。
スタッツの記録漏れ防止のために